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俺と昭和の自販機


突然だが、この自販機に見覚えはないだろうか。
俺が小学生の頃。近所にあった公民館に、この自販機があった。
ファーストフード店なんてご近所にはなく、ジャンクフード自体親に禁止されているような頃。当時の俺としては、ハンバーガーといえばコレだった。
そのころの価格で200円はしなかったと思うんだが、小学生の俺にとっては200円なんて高級品。数えるほどしか食ったことなかった。
シューマイやらおにぎりやらの写真が写ってるのにハンバーガーしか売ってたの見たことないというファンキーな顔立ちしたコックのおっさんの絵、ボタンを押すとあたための時間をカウントするレトロなニキシー管、そして出てくるアツアツのふやけたハンバーガー。その全てが子供の頃の思い出として今でも強烈に残っている。
そんな昭和の自販機もめっきり見かけることもなくなったんだが、実は最近そういう自販機がまだ稼働している所をいろいろ探しまわるのに凝ってたりする。

さて。個人的に一番印象が強いのがハンバーガーの自販機なんだが、ネットで調べてみると他にも蕎麦やうどんの自販機、トーストの自販機など、まだ稼働している場所を紹介しているサイトがけっこうある。そんな穴場のいくつかが近場にあったので行ってみた。

ここは、秋田県仙北市にある「雲沢観光ドライブイン*1」。ネット上で「懐かし自販機の聖地」なんて紹介されてただけあって、とてつもなく昭和な雰囲気。なかなかこういう場所に来ることもないもんで、着いたときに中に入るのちょっと躊躇してしまったんだが、一度中に入ったら落ち着く落ち着くw

前述のハンバーガー自販機はおいてないんだが、ここの目玉はこの「富士電機めん類自動調理販売機」。お金を入れると25秒でアツアツのめん類が食べられる。中身は店によって違うが、ここではうどんとラーメン。

早速ラーメンを食う。一杯250円。学校給食を彷彿とさせるソフト麺。すごく懐かしい味で嬉しくなってしまった。その勢いで

うどんもモリモリ。一杯の量が少なめなもんで、両方いけちゃう。
しかし味もさることながら、この場所の雰囲気がたまらない。時間の流れが違う、とでも言うのだろうか。すごく居心地がいい。タバコふかしながら、気づけば一時間近くいたような。

ただ残念なことに、こういう自販機をおいている場所はどんどん減っている。自販機自体製造終わってるので故障してしまえば終わりだし、時代の流れでお店自体やめてしまったところが多い。もう数年早くこういう場所を探しに行きたかったなぁ、と思いつつ。

ちなみに、アフェリエイト的に紹介したノッポさんの自販機のDVDは…正直いまいちだった。シリーズの喫茶店編は面白かったんだけどな。