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俺とS&W M65

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こないだの日曜日。休みを利用して東京に遊びに来てたBaymanの人が「KSCのMP9買いてぇ!」って話してたもんで、Wataの人と三人で秋葉原のホビーショップ行った時のこと。なんと、以前一目ぼれしたにもかかわらず若干予算オーバーで見送った、タナカのS&W M65 .357 FBIスペシャが特売で売られてたわけだ。当然、即買い。この湧き上がる衝動は誰にも止められねぇぜ!!
さて、簡単に解説。世界の警察機関でスタンダードに使用されている「S&W M10」。通称ミリタリー&ポリスなんて名前がついてるくらい警察や軍で使用されてきた歴史ある名銃なわけだが、近年だんだんと38スペシャル弾のパワー不足が叫ばれるようになってきた。それに伴い、アメリカの警察機関からの依頼をうけて、S&W社がM10ベースに357マグナム弾を使用できるように改良したのが「M13 FBIスペシャル」というわけだ。S&Wには次元大輔愛用の有名な「M19」って357マグナム弾を使用する有名な銃があるわけだけど、リアサイトのでかいM19は私服警官が使うのには服に引っかかったりして邪魔になったりするんで、リアサイトの出っ張ってないM10ベースのM13はまさにベストな銃だった、っていうことらしい。・・・まぁ、これ以上はWikiとか調べたほうが詳しく載ってるんで、そっち参照。
今回買ったのは、M13のステンレスモデルである「M65」。タナカのペガサスシステムが搭載された逸品。タナカのリボルバーって初めて買ったんで、そのペガサスシステムとやらもあわせて興味津々。

俺とS&W

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さて。いきなりなんだが、実は俺様S&Wって会社、あまり興味というか、思い入れがない。まぁ銃器の有名メーカーってことでメジャーなのはわかるんだけど、なんというか型番と形が頭で結びつかないことが多いわけで。まぁ、少なくとも44マグナムの「M29」くらいは知ってるし、そのステンレスモデルが「M629」ってことくらいは知ってる。ステンレスモデルは型番の頭に「6」がつくっていう規則。ただ、全てがM29の場合ほど簡単じゃなく、チーフスペシャルの「M36」のステンレスモデルが「M60」ってことくらいは知ってるが、それ以上になるともう訳がわからなくなってしまう。辛うじてリボルバーなら少しだけならわかるけど、オートになるともう・・・壊滅的。
ちなみに俺、中学校のころとかは近代的なポリマー製の銃とかがデザインとかも好きだったんだけど、この歳になってガバメントやら各社のリボルバーやら、なんかこう古めのデザインに心ときめくようになってきた。特にガバメントあたりだと、いまどきの装弾数が多いダブルカラムのカスタムモデルとかより、圧倒的に昔のミリガバがすき。特にミリガバのハンマーの形。あれがたまらん。もはやフェチ。競技用モデルなんかに見られる、直角に切り落とした角材みたいなハンマーと比べて、あの指をかける部分の幅広のカーブにほれる。・・・若干話がそれたが、今回M65を入手したっちゅうのも、そんな曲線美の延長線上ってことを言いたかった。うん。

ペガサスシステムって何ぞや?

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さて、このタナカのペガサスシステム。マルシンとかのリボルバーと違って、薬きょうに一発ずつBB弾を込めるのではなく、ガスタンクと共にシリンダー内部に内臓されたマガジンに5発BB弾を蓄えて、シリンダーが回転する*1たびに一発づつ装てんされる。内部の5発とあらかじめシリンダーに6発つめることで、装弾数は11発。その為、薬きょうは完全にダミーになっており、取り外しはできない。
ちなみに写真は、左からマルシンのM60チーフスペシャル、タナカのM65FBIスペシャル、マルシンのM10ミリタリー&ポリス。マルシンのリボルバーは共に6mmBB弾使用のけっこう古いモデル。ぶっちゃけゴムパッキンがヨレヨレでBB弾がポロポロこぼれるもんで、まともに撃つことはできない。あくまでチャカチャカいじり用。
ペガサスシステムは、実銃から構造をおもいきって変えた分、シリンダーが金属製になっていてかなりいい質感。ひんやりとしたさわり心地がたまらない。また、シリンダー内部にガスタンクを内臓した為、ほとんどのガスリボルバーがグリップ内部にガスタンクを内臓している中、実銃用のグリップを装着できるという強みもある。

さっそく実射

カートレスな機構なもんで、けっこうゲーム向きに使えるようにも思えるが、実射してみたところ初弾の弾着がずれる傾向が見られた。ガス圧の影響のようだが、他のブローバックモデルのハンドガンよりは若干命中精度は落ちる。ただ、リボルバーのガスガンとしては相当に高性能なので、可変ホップアップ機構とあわせてうまいこと調整すれば、インドア戦なんかで普通に使えるかもしれない。
しかしこのペガサスシステム、手持ちのマルシン製と比べると、トリガーのスムーズさがすばらしい。ダブルアクションでも最初から最後まで、ひっかかることなくトリガーを引ききることができる。これには正直感動した。
あと、あくまで個人的な感想なんだけど、このM65のようなフレーム一体型のサイトが非常にたまらない。ピッと腕を伸ばして目標に銃を向けるとピタリとあっている。しかし、気づけば手元にあるS&Wのリボルバー、みんなこのタイプのリアサイトだな。あくまで好みの問題か・・・

そしてトラブル

というわけで、すっかりお気に入りになったM65。チャキチャキいじくって遊んでたわけなんだが、突然シリンダーがロックしてトリガーが引けなくなった。背中にたれる冷たい汗。原因は、トリガーと連動しているシリンダーストップがあがったままになってしまったこと。
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むかぁし、東京マルイから出ていた安いモデルガンシリーズでリボルバーをくみ上げた記憶を頼りに、ちぃと調整かけてみた。過去の記憶では、サイドプレートをとめてる三本のねじの、トリガー上のシリンダーストップ近くのねじを締めすぎると動かなくなったりしたんだが・・・・
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写真の「1」のねじを落ちない程度にゆるく止めて、「2」のねじを若干弱め、「3」のねじをしっかりと締めることで快調に動くようになった。ねじ締めをしながら、サイドプレートをドライバーのグリップでコツコツたたきながらの微調整が必要。怖い怖い。根本的な解決にはなってないと思うけど、買ったばっかりのやつをバラして内部の部品削ったりする度胸はないもんで、とりあえずこのままにしとくことに。タニコバ然り、タナカも東京マルイのエアガンと同じ感覚で買うと痛い目にあいそうですな。
あと、一応書いておくけど、サイドプレート外す時にはメインスプリングにテンション与えてるストレインスクリューを緩めてからの方が簡単にはずせるんで、力づくで外そうとして壊したりしないように!
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ちなみにストレインスクリューはハンマーの力を調整できるもんなんで、いじくったらあとから微調整が必要になるんでこれも注意。まぁ締めすぎて生ガス噴いてしょんぼりするのも、それはそれでよし。

総括

かっこええ。
総括になってないか?まぁいい。しかしまぁ、ちょうどいい大きさといい、ブルバレルのしびれる迫力といい、もう辛抱たまらん。実はトリガーガードのあたりに若干メッキのムラがあるんだが、ここまでくるとアバタもエクボ。もはや気にならん勢い。もう一丁くらいタナカのリボルバー持ってもいいなぁ、とか考えてしまうわけで。いかんいかん。予算が・・・(´Д⊂グスン
なにはともあれ、これに合うホルスターなんかも手に入れたい、そんな今日この頃。やっぱリボルバーは漢のロマンだ!!

*1:回転するのは外側のみで、内側の内臓マガジンとガスタンクは回転しない。ちなみに内部のユニットと直結している為、エキストラクターロッドも回転しない。