俺とティラミスめいっぱい
会社帰り、夕食のおかずを求めて、近所のam/pmへ寄る。
ふとデザート売り場を見ると、ひときわ目立つ商品を発見。
「ティラミスめいっぱい」
みたかんじ、既にもうめいっぱいなオーラが噴出している勢い。普段あまり甘いものを食わない私ではあるが、この陳列棚から漂う男気に負けて購入。378円(税込)。案外高いが、通常のそれの4〜5倍はあろうかというサイズを考えれば、明らかにお買い得感がただよう。
家に帰って、夕飯を済ました後に、テレビを見ながらおもむろに「ティラミスめいっぱい」を取り出す。店で見たより思いのほかボリューム満点に感じる。
期待と不安に胸を膨らませながら、試食。
- 一口目
- クリームの甘さとココアパウダーのほろ苦さが口の中で混ざり合い、なんともいえない絶妙な風味をかもし出す。うまい。
- 二口目
- この手のコンビニデザートにありがちな、いたたまれない大味感は感じられない。ちょっとしたケーキ屋のティラミスクラスだ。
- 三口目
- すごい。この美味さで、食っても食っても減らない。驚きのボリューム感だ。
- 四口目〜八口目
- もりもり。もりもり。
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- 十数口目
- 一向に減らない。胸をこみ上げる何かに不安になる。
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- 残り三分の一
- 額に冷たい汗がにじむ。
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- 完食
- うぷ。
食後30分ほど、激しい胸やけに襲われる。ダイレクトに胃がやられた。やはり、「めいっぱい」と銘打っているだけあって、容赦ない。まさに漢をかんじた。もう、しばらくティラミスは見たくない。