俺とワンダと巨像
現在、積みゲー消化キャンペーン絶賛開催中。
というわけで、いまさら「ワンダと巨像」なのであるが。なんとなく面白いらしい、という話は聞いていて、そのうちやってみようかなとBest版を購入はしてみたものの、封も切らずにいつのまにか積みゲーの山の中に紛れ込んでしまっていた一品。
なんとなく、ゲームの名前から「ボクと魔王」を連想してしまって、ほのぼのメルヘンなRPGみたいなもんだと勝手に思い込んでいた俺。我ながら、下調べしないのにも程がある。
- 出版社/メーカー: ソニー・コンピュータエンタテインメント
- 発売日: 2006/06/08
- メディア: Video Game
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ICO・ワンダと巨像・人喰いの大鷲トリコ | プレイステーション
少女を助けたければ、
この地に棲むすべての巨像たちと戦い、
そして倒さねばならない。
※「ワンダと巨像」公式ページより引用(http://www.jp.playstation.com/scej/title/wander/main.html)
さて、この「ワンダと巨像」。ゲーム名も特徴的ではあるんだが、複雑な込み入ったストーリーを廃して、「目標達成のために16体の巨像を倒す」っていうだけのきわめてシンプルなお話になっている。登場人物もいたって少なく、名前のある登場人物は主人公含めて4人(+1匹)。町や村なんかも存在しない。Wikipediaなんかにも書いてあるとおり、プレイヤーがやることは、広大なマップを移動して巨像を探して倒すことに特化している。なるほど、だからこそタイトルが「ワンダと巨像」なのかな、と納得してしまった。変に「○○ストーリー」とか「○○の伝説」みたいな名前だったら興ざめだったかもしれない。
で、実際にやってみたわけなんだが、当初の予想に反して、なかなか激しいアクションゲームだった。しかもまぁ、初めて巨像に出会ったときは圧巻の一言。ばかでかい巨像の攻撃をかわしながら、体によじ登って急所を攻撃するんだが、巨像一体一体の攻略に激しく熱中してしまった。なんちゅうか、これからやる人がいたら、是非攻略本や攻略サイトを見ないでプレイしてほしい。攻略法が見つかるまで、一体倒すのに一時間以上必死に走り回ってたりしたが、その分攻略法わかって倒したときの感動はひとしおだ。
ただ、巨像を探しながら、木に生えている果物(体力増加)や尻尾の光る黒トカゲ(握力増加)を探しまわる必要もあるんだが、これが多少タルかった。
とはいえ、全体的にすごくグラフィックが綺麗で感動してしまったよ。遠くの背景は一枚絵なんだが、先に進むにつれて一枚絵がポリゴンにシームレスに切り替わっていく技術には、正直びっくりしてしまった。
込み入ったストーリー展開みたいなものを廃してボス戦に特化した分、一戦一戦がとてつもなく濃いものに仕上がっているこのゲーム。しかも、エンディングはしんみりすることうけあい。クリアしてこんなに悲しく切ない気持ちになったのは初めてだわ。ぶっちゃけ一押し。是非。
あ、書き忘れてたけど、馬がすごくめんこいです。