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俺とファミコン探偵倶楽部

なんとなく、というか、前から興味があった「ファミコン探偵倶楽部」とかいうやつをやってみました。中古で安かったもんで。
前からおもしろいって話だけは聞いてたんですけど、いまさら初代ファミコンのアドベンチャーなんかどうなのよ?って思ってました。しかも、昔を懐かしんで買うならともかく、そもそも俺ファミコン持ってなかったし。
で、1と2を続けて遊んで、やっとこクリアしたわけです。昔ながらのコマンド総あたり式なんで、システム上多少のダルさはあったけど、ストーリー的に正直いい意味で裏切られたってかんじですか。面白かった!

(以下、中途半端に核心に触れてるかもしんないので閲覧注意)
とりあえず1からはじめたんだけど、「会話がスキップできない」とか、「基本的にコマンド総当り」とか、「お約束なのかどうか知らないけど必ず3D迷路がある」とか、2のほうが若干よくなってたけど今更プレイするには少々難儀でしたね。あと、今となっては単調なBGMが心地よい眠りを誘ったりするんで、プレイ中に寝てしまってセーブ前にバッテリー切れて2〜3回泣きました。
お話としては、1は比較的順当というか、火曜サスペンスな雰囲気がただよってて、普通におもしろいストーリーでした。まぁ、「こいつ死ぬな」と思ってた人が一通り死ぬあたり、お約束チックですな。
主人公が記憶喪失な状態からはじまるのはなかなか面白かったですね。「記憶喪失でわからないこと」と「そもそも知らないこと」がまざって、いいかんじにスパイスになってたんじゃないでしょうか。
でも、最後の3D迷路は正直いらねぇ。
2は、舞台が1の3年前の事件なあたり、当時としては斬新な設定なんじゃないかな。1の火曜サスペンスな雰囲気から一転して、学校の怪談みたいのをモチーフにした「トワイライトシンドローム」な雰囲気。主人公が「15歳の探偵」なあたりが陳腐に感じてしまう部分はあったけど、お話としては1よりかなり面白かったですよ。
特に終盤のたたみかけるような展開がすごく面白かったです。出てくる容疑者が消えていって、最後に残った2人の容疑者が「おまえらみんな犯人かーい!」ってなった後の、どうでもいいと思ってた伏線の回収。20年前のゲームとは思えないくらい興奮してしまいましたw
ただ、途中の3D迷路はいらねぇ。
というわけで、たいして前知識も思い入れもなくて正直期待してなかった分、終わった後にいい満足感が得られましたよ。ダラダラやってたからクリアまでにずいぶんと時間かかったけど、人様にオススメできる逸品です。中古で安いし、暇つぶしにでもどうですかね?
きっと途中の3D迷路でダルくなることうけあいです。